この記事では、子どもの教育のための移住をする場合、どのような転職をすればいいのか、どのようなVISAを取得すべきなのかについて、皆さんに情報提供します。

タイ現地採用にするか、国内企業に転職するか

我が家は、目的が子どもの教育のため夫は日本に残ります。
ノマドワーカーになることは可能なため一緒に移住することも可能ですが、一家で移住してしまうと日本に戻る際に手続きが面倒になりそう…というのが一点。
そして、悲しいことに夫はタイの空気も食事も嫌いというのが一点です。

娘にとっては、そばに父親がいた方がいいし、チビは私にとって高い場所の作業や重い荷物の持ち運びなど夫がいた方が都合がいいことを得られないのはデメリットではあります。
とはいえ、携帯でもビデオ通話が可能な世の中なので、毎日もしくは一日おき程度にビデオ通話で連絡を取ればコミュニケーションは測れるかなと思っています。

現地採用か否かによって取得VISAは変わる!!!

選択すべきVISAの種類とは

就労ビザ

就労VISAは、タイで現地採用として就労する場合、日本企業の駐在として就労する場合の、いずれにも該当します。
転職エージェントを利用し、駐在として採用されたならラッキーですね。
いずれの場合も、企業側が必要書類を用意してくれて、申請のみ日本国内で本人が行うのが一般的の流れのようです。

保護者ビザ

未成年の子どもがインターや語学学校など国が指定した教育機関に通学する場合、その保護者としてVISAを取得することができます。
ただし、子ども一人につき保護者一人しか取得できません。

ノマドワーカーが選択すべきVISA

例えば、両親がノマドワーカーなどで子どもが一人という場合には、どちらかしか保護者VISAを取得できないため選択肢が増えます。

  1. エリートVISAを取得
  2. 語学学校へ通学する前提で学生VISAを取得
  3. VISAランを繰り返す
  4. 今後、設定されると思われるデジタルノマドワーカーVISAを取得
どちらかがエリートビザを取得

「エリートビザ」を聞いたことのある方は多いと思いますが、タイ政府が公認する特別VISAです。
やるやる詐欺が多いタイ政府なので、信用できるのか?制度廃止されることはないのか?と、とあるYouTuberを介して委託エージェントに質問したことがあります。しかし、どうやら外資をたくさん入れたい政府の方向性はブレることがなさそうなので信用できそうです。
いろんな種類がありますが、一番お手軽なものは5年間60万バーツ(税込)かなと思われます。

語学学校へ通学する前提で学生VISAを取得

学生VISA(通称EDビザ)ですが、入国の際にノービザでタイでVISAの切替えをできれば楽だと思うのですが、それができないようです。
申請はタイ国外でしかできないようですので、事前に手続きをした方が良さそうです。
日本に帰国するのではなく、旅行がてらビエンチャン(ラオス)で申請する方もいるそうですよ。
ただし、EDビザの延長については申請するイミグレや学校によって付与日数が異なるとのことです。
ここは、あらかじめ確認しておく必要がありますね。

VISAランを繰り返す

そして、上記のEDビザ、観光VISA、ノービザを繰り返し使うという技を駆使している方もいます。
ただし、VISAランが多発していることから厳しくなり、ノービザでのタイ滞在は年間90日を超過すると、入国の際に担当官に指摘を受けるケースが多いようです。

今後、設定されると思われるデジタルノマドワーカーVISAを取得

最後にチェックしておきたいのは、今後設定されるであろう「デジタルノマドワーカーVISA」です。
コロナ禍でノマドワーカーの聖地となったバンコク。
これに政府が目をつけたのか、非富裕層向けのVISAを新設する兆しがあります。
すでに富裕層向けの投資家を対象としたエリートVISAの新設予定がありますが、その次に設定されそうなのが「PCがあればどこでも仕事ができる」というノマドワーカー対象のスマートVISAです。
スマートVISAは2018年2月から施行となっているVISAですが、あまり周知がされていないようですね。

スマートビザに付与される待遇
  • 4年間
  • 再入国の際の再入国許可証は不要(制限なし)
  • 90日毎の滞在レポートは1年毎で良い
  • タイの国際空港で、優先レーンの使用が可能

しかも、申請条件が

  • タイ国外企業と6か月以上の雇用契約がある
  • 経歴の証明
  • その他、スマートVISA(T)と同様 (詳細を確認したい方はコチラからどうぞ)

って、かなり門戸が開けると思いませんか?
申請はオンライン可能だしバンコクで受け取りができるところが魅力的ではありますが、費用が1万バーツかかってしまうところが難点です…。

現在、内閣の承認待ち案件とのことなので期待できそうです。
となると、私は保護者VISA→デジタルノマドワーカーVISAが良さそう?
早く制定されてくれれば、最初からデジタルノマドワーカーVISAの申請&取得が可能になるので、ぜひそうあって欲しいものです。
スマートVISAが取得できれば、タイ国内での就労が可能となるため、私にとって夢のカオジー屋台を開業することも可能となるという!!!

現地採用の理想と現実

VISAのことを考えれば、現地採用で就労VISAを取得することが一番楽かな~なんて軽い発想でいました。
しかし、私はアラフォー、しかも職務経歴の半分以上が秘書というスキル不足。
民間企業の秘書で、例えば秘書室がある場合はリーダーや主任などのポストがあり部下を持つこともあるでしょう。
しかし、私が所属しているのは研究室。秘書も複数ではありますが、担当業務が異なるのみで職位は並列。部下を持つことなどありません。

日系企業の場合、日本語が通じることが多いのですが、やはりここはThailand。
上司もタイ人、同僚もタイ人、日本人はいるのか?という企業が多いのかなぁという印象。
そうなると、ビジネス英語、日常会話レベルのタイ語が必須となってきます。
ここで痛感する語学力の低さ…。
職場で英会話研修なんてやっても、しばらくすると忘れちゃうんですよねぇ。
本当に英会話をマジメに勉強しておけばよかったと後悔の嵐です。
というわけで、子ども達にはネイティブレベルの英語力をつけて欲しいのです。
でも、これってエゴなんでしょうかね?

40才以降の転職活動

卒後、普通に企業に就職して、5年、10年以上働いていれば当然管理職ポストに就きますよね。
私は将来のことなど傍観していたので、今になって後悔の嵐です。
今では転職エージェントも数多くあるので、どこに登録しようか悩んでしまいました。
現在、何社か登録をしていますが、中でもサポートが厚く、担当からの紹介やフォローが多めなのはリクルートエージェントでした。
転職を検討されている方は、一度覗いてみて下さいね。

リクルートエージェントに登録したい方は、コチラからどうぞ。

  • 40才以降での移住の場合、専門職でなければ余裕をもって仕事探しをすべき
  • PCで仕事ができる人には「デジタルノマドワーカーVISA」がオススメ
  • 時間とお金がある人は、英会話を習うことが一番