カオマンガイって何?
カオマンガイはタイ語でいうと、カオ(お米)マン(油)ガイ(鶏)という意味です。
厳密にいえば、カオではなくカウと発音するのですが…。
鶏肉を乗せた蒸しご飯になるのでしょうか。
シンガポールにも似たようなものがあり、海南鶏飯(チキンライス)といわれているものです。カオマンガイと海南鶏飯の何が違うのかというと、タレが明らかに違います。
海南鶏飯は、刻んだネギがベースとなっているニンニクフレーバーのタレと醤油ベースの甘辛いタレの2種類が添えられているのに対し、カオマンガイはナムチム(多くはお店のオリジナル)というタレが添えられています。
このタレは、鶏肉をつけて食べてもヨシ、上からドバッとかけてもヨシで、お好みの食べ方をします。私は、最初にちょんちょんとつけて食べてみて、好みの味付けであれば上からドバッとかけて食べます。
カオマンガイはいくらで食べられる?
日本では、およそ1,000円ほどするのに対し、本場のタイは50-60バーツほどで食べられることが多いです。それだけ大衆食ということですね。
やはりタイ米は日本では生産されないことと、タイでは鶏が安価で仕入れられることが大きいのでしょうか。沖縄くらいの天候であれば作れそうな気がするけど難しいのかな?
カオマンガイってどうやって作るの?
私はインスタントで作ってしまうのですが、炊飯器に付属のタレをいれ、鶏肉を上に乗せて炊飯し、炊けたら鶏肉を取り出してカットして、ご飯の上に乗せるというものです。タイ米で作ったことはないのですが、やはりお米がタイで食べるカオマンガイと味も何も違うんですよね。
調べてみると、やはり日本でも本格的なタイ料理屋さんでは気温、湿度を考慮しながら炊飯の水分量を調整しているようです。そこまでしないと、本場の味は再現できないということでしょうか。
また、カオマンガイは一般的には蒸し鶏が乗っているだけのイメージですが、揚げ鶏(からあげ的な?)を乗せているパターンや蒸し鶏揚げ鶏W(ダブル)のパターンもあります。タイのカオマンガイ専門店では、お店オリジナルのカオマンガイを展開しているようです。食べ歩きしてみると様々なカオマンガイに巡り合えると思います。
カオマンガイについてくるタレって何?
上にも書いているように、タイではナムチムと呼ばれるタレです。ナムチムとは料理に限らず、漬けダレの総称になります。
ナムチムは、いわばタイの母の味であるかのような様々なレシピで作られます。
日本で仕入れたい場合は、「ナムチムカオマンガイ」という商品名で購入することが可能です。
その原材料は、ソイビーンペースト、砂糖、とうがらし、生姜、酢、にんにく、ライム、塩、味の素が入っているようです。ソイビーンペーストが手に入れられたら、自分でも作れるレシピですね。
タイ料理の辛味、酸味、甘味がすべて備わった、マルチなタレのようです。
配分をいろいろと変えてみて、オリジナルのナムチムを作ってみるのもいいのではないでしょうか。
日本で食べられるお店はどこ?
タイのポピュラーな料理なので、タイ料理屋さんでは置いてあるところが多いのですが、タイのカオマンガイ屋さんの支店もあるのをご存知でしょうか。
ピンクのカオマンガイで有名な「ラーン・ガイトーン・プラトゥーナム」が日本展開しているのが「渋谷カオマンガイ」です。
こちらは以前「ガイトーンTOKYO」という店名でしたが、どうやら運営が変わっているようですね…。
そして、「CHAOTHAI」です。
こちらは支店というよりも、姉妹店がタイにあるといった方がいいでしょうか。
それでも、THAI Select(タイ国商務省認定)を掲げているので、それなりのお店といってもいいと思います。