カオジーってなに?

カオジーというのは、簡単にいえばカオニャオ(もち米を蒸したもの)を味付けして焼いたものです。日本で例えるなら、焼きおにぎりにあたるのでしょうか。タイ東北部イサーン地方の郷土料理で、カオニャオをココナッツミルクで味付けをしているのが特徴的です。

私も非常に魅せられたタイ料理なのですが、残念ながら日本のタイ料理屋さんでは見かけたことがありません。その上、タイ国内でもイサーン地方の料理のためバンコクでは見かけることがあまりありません。屋台もわずかに点々と所在している程度です。

カオジーは、いくらで食べられる?

タイ東北部イサーン地方、バンコクに限らず、屋台では1個あたり5-10バーツ程度で売られていることが多いです。店舗で食べると複数盛られていることが多く100バーツほど。

カオジーってどうやって作るの?

1. もち米を蒸す

タイのもち米はジャスミン米と似た形をしていて、細長くなっています。

タイ食材のお店やAmazon、楽天などで購入することができます。ただ、ネット通販だと大量になってしまうので、たまに作る程度ならタイ食材のお店で購入するのがいいと思います。タイ食材のお店もオンライン購入可能なお店もありますので探してみてください。

2. ココナッツミルクを混ぜる

夏など気温が高めの時はそのままでもいいのですが、夏以外は一度火を通してココナッツミルクを溶かした方がいいと思います。

そのままにしたり火を通したり、在タイの方も作り方が異なるのですが、日本ではココナッツミルクが固まっていることも多いので、火を通して溶かした方が香りも違うと思います。もち米の量にもよりますが、1カップくらいはあった方がいいのではないでしょうか。ココナッツミルクに塩少々を入れることをお忘れなく。

混ぜるときは、これまた在タイの方の作り方がそれぞれでした。粒を残すパターン、こねこねするパターンがありますが、おはぎを想像してもらえると分かりやすいかと思います。粒々感にこだわる場合は、寿司飯を作る要領でココナッツミルクを少しずつ加え切り混ぜします。餅感にこだわる場合は、片手で少しずつココナッツミルクを加えつつ、もう片方の手でぎゅっぎゅっと握りつぶしていきます。

3. 形を作る

丸い形状にするのですが、キレイに作りたい場合は型を使いましょう。私はそれほど形にはこだわらないので、ハンバーグを作るみたいにして自分の手でなんとな〜く形を作っています。型を使いたい場合は、丸いクッキー型を使うといいと思います。この場合は、ぜひ18cmくらい大きめの型にして欲しいです。在タイの方の場合は、プラスチック製の何かの蓋(調味料とか?)を利用して両面平に成形していました。キレイに素早く作るには、こちらの方がいいのかもしれませんね。

4. 卵液を作る

これは、正直いってお好みにするのがいいと思います。何度もトライしていますが、初めて作った時は某YouTubeを参考にして味付けをしたのでナンプラーのみにしました。でも、やっぱり何となく違う気がする…。ということで、次はナンプラー・白胡椒・スウィートソイソース・ココナッツミルク(もち米に混ぜたのが余ったので)・味の素・豚スープの素にしてみました。すると、これがとても美味しくできました!!

5. 形作ったカオニャオに卵液を塗って焼く

焼くのもいろんなパターンでやってみました。ガスコンロに網焼きを設置したり、オーブントースターでやってみたり、フライパンでやってみたり。この3パターンでは、やはりオーブントースターが一番なのですが、思った以上に掃除が大変なんですよ…。それで思いついたのが、焼肉と一緒に七輪で焼く、というものです。香りもいい感じになるし、焼き加減もいいし、一番は片付けが楽なこと。やっぱり七輪が最高なんですよねぇ。炭起こしをマスターしたので、これからも七輪でカオジー作っていこうと思います。

カオジーに合う料理は?

タイ料理に限らず焼いた肉料理ならどんなものでも合うと思いますが、私のお勧めはサイクロークイサーンとサイウアです。サイウアの場合は、サイウア自体が味付けしてあるのでカオジーは薄味にするといいかもしれません。その他、ムーピン、ガイピンなどの串焼き料理にも合います。